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北海道は美瑛の丘にたたずむセブンスターの木。美瑛を代表する観光地のひとつであり、ウェディングフォトのロケでも人気のスポットです。
ここでは、セブンスターの木の魅力を活かしたウェディングフォトのアイデアなどについて紹介します。
JR美瑛駅より、北西方向に車で約13分前後。「パッチワークの路」として親しまれる丘陵地帯の中に、その木はたたずんでいます。
丘を一望するように立つそのカシワの木の通称は「セブンスターの木」。1976年に、有名なタバコの銘柄である「セブンスター」のパッケージにこの木の写真が採用されたことからこのような名前がつけられました。それから40年以上経った現在も、セブンスターの木は美瑛の名スポットのひとつとして多くの人に愛されています。
丘の上にしっかりと根を張り、豊かな枝葉を空に向かって大きく広げるその姿に感じられるのは北海道らしい雄大さ。辺りにはさえぎるものも何もなく、とても開放感があります。
春には眼下の畑にジャガイモの花が咲いて可愛らしい雰囲気に、夏には空の青さに葉の緑が映えていっそうさわやかに。そして雪の積もる冬には、一面の銀世界にセブンスターの木のシルエットが影絵のように引き立てられ、はっと息を飲むような美しさを見せてくれます。
新芽が育つまで葉を落とさないカシワの木は、子孫繁栄に繋がる縁起の良い植物であるとされています。
カシワの花言葉もまた、「愛は永遠に」「独立」「歓待」といったとても前向きなもの。セブンスターの木は、永遠の愛を誓い、幸せな家庭を築こうとしているカップルにぴったりのフォトスポットだと言えるでしょう。
ただし、撮影の際は誤って農地に入らないよう要注意。作物に悪影響を与えてしまう恐れもあるため、足元には十分に気をつけましょう。畑との境界線が分かりづらい雪の季節には特に注意が必要です。
なだらかな丘と青空、そしてこんもりとしたシルエットのセブンスターの木。木陰に二人寄り添って撮る一枚は、北海道らしい雄大な自然の息吹を感じさせてくれます。
ドレスで撮影を行うなら、花冠やグリーンブーケといったナチュラルな小物を取り入れるのもおすすめ。また、二人らしさを存分に発揮できるカジュアルな装いでの撮影も、セブンスターの木周辺ののどかな風景に良く似合います。
夕方の撮影が可能なら、日が沈む時間帯を狙ってみるのも◎。夕陽の赤にセブンスターの木と二人のシルエットが際立って、まるで映画のワンシーンのようなドラマティックなムードを演出できるでしょう。
厳寒地である北海道ならではの魅力のひとつが、美しい雪景色。景色がモノトーンに染まるこの季節の撮影では、セブンスターの木や二人の姿がいっそう引き立ち、見る人の心に残る個性的な一枚に仕上げることが可能です。雪が光を反射して天然のレフ版の効果を果たしてくれるため、肌により透明感が出るという嬉しい効果もあります。
雪の白さに馴染む純白のウェディングドレスももちろん素敵ですが、カラードレスや色打掛を選ぶのもおすすめ。景色に色が無いぶん衣装がよく映えて、シャープで鮮烈な印象の写真を撮ることができます。
ブルー系のドレスを身にまとえば、気分はまるで雪の女王。セブンスターの木に見守られ、銀雪の中過ごしたひとときは、これから続いていく二人の毎日を支える大切な思い出となるでしょう。