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札幌の街中に位置する永山記念公園は、緑豊かで札幌市民の憩いの場として人気のスポットです。季節の移り変わりによって全く異なる景色が広がります。また、園内にある旧永山邸は、ほかでは見られない独特な和洋折衷のデザインで、歴史的価値の高い建物です。ここでは、永山記念公園と旧永山邸についての特徴、おすすめフォトウェディング例などをまとめてご紹介します。
ここでは、旧永山邸の特徴やフォトウェディングをする際の撮影ポイントを紹介します。
永山記念公園は1986年に整備が開始されました。札幌市の歴史的まちづくりを目的に、永山記念公園にある旧永山邸を含む周辺の工事がスタート。これが、永山記念公園の始まりです。
観光地として人気の高いサッポロファクトリー。その裏手に永山記念公園があります。人気スポットの裏側ということもあり隠れ家的な場所になっていますが、この公園は歴史と自然を体験できるおすすめの場所です。永山記念公園は、園内にある永山邸の周辺整備の際に作られた公園で、その始まりは1986年まで遡ります。この年、札幌市の歴史的街づくりを目的として氷山邸の再開発がスタートしました。永山邸に合わせて合わせた修繕工事により、永山記念公園が作られたのです。
永山記念公園内にある旧永山邸は、北海道の指定有形文化財の一つです。明治時代に多く見られた和洋折衷の建物で、モダンな雰囲気が感じられます。明治10年代前半に当時の屯田事務局長時代、永山武四郎が私邸として建築し、当時の佇まいはそのまま。北海道の歴史だけでなく、近代住宅史を考察するうえで重要なモデルとなっています。木造の平屋建て、洋風の応接間と和風の書院座敷がつながった珍しい間取りが特徴的です。
永山邸の魅力は和洋折衷の様式。開拓時代の建物を取り込むことで北国の歴史を感じる1枚に仕上がります。西洋建築の中に和を融合させた外観は実にユニーク。和装で撮影すると、明治時代を彷彿とさせるレトロモダンな写真に仕上がります。
永山邸内部の書院座敷と応接室が隣接した風景も、見逃せないポイント。赤い絨毯を敷き詰めた応接間は気品にあふれ、白無垢やウェディングドレスが映えます。
同じ敷地内にある洋館「三菱鉱業寮」は、昭和初期のモダンなデザインにパステルグリーンの外壁が印象的です。2階の和室にある縁側は、椅子に座って窓の外を眺めるのに絶好のスポット。和装で撮影すると、レトロな香り漂う1枚が残せます。
旧永山邸の庭は、緑が美しい日本庭園。あえてかしこまって写るのもよし。縁側に座って楽しそうに話すシチュエーションも、和風テイストを醸し出す素敵な1枚に仕上がります。
旧永山邸の内部にある書院座敷も、はずせない撮影スポット。あえてセピア色やモノトーンで仕上げると、雰囲気のある1枚になります。縁側をバックに逆光で写るのも、シルエットがキレイな思い出の1枚になりそう。
三菱鉱業寮にも、和装を活かせるユニークな撮影ポイントがあります。昔の資料を閲覧できる畳間には、小さな丸いちゃぶ台と座椅子が二つ。決して大きくない格子窓の外には、緑がいっぱいに広がります。レトロな可愛さが詰まった1枚が残せるでしょう。
永山記念公園は、賑やかなサッポロファクトリーの裏側にある隠れた名所で、札幌エリアにありながら落ち着いた雰囲気の場所です。永山邸などの歴史のある建物があり、独特の重厚な雰囲気も随所に感じられます。そんな永山記念公園は、たくさんの種類の植物が植えられているのが特徴。秋になると紅葉が色付き、日本の四季が感じられます。
歴史的建造物があるという点から、永山記念公園の秋の撮影は和装がおすすめです。淡い色合いの紅葉は、華やかな色使いの和装を引き立たせてくれるでしょう。伝統的な和装もいいですが、髪型やメイクは流行に合わせたポップなものもおすすめ。日本傘などの小道具をうまく使えば、重すぎないバランスのいい一枚が撮影できます。
永山記念公園は緑豊かな場所で、札幌市民の憩いの場にもなっています。季節の移り変わりで景色が一変するので、同じ場所でも全く違う雰囲気の撮影が可能に。季節感を全面的に出すのなら、花を背景にした撮影がおすすめです。
ロケーションフォトウェディングでは花を使った撮影が多く見られますが、和洋折衷のここでしか見られない建築物も一緒に撮影できるので、独特な雰囲気を体験できます。花が見頃の季節は、桜やツツジが咲く春がおすすめ。特に桜は、和装にぴったりの撮影ができます。新しい季節の始まり、2人の新しい門出を祝う一枚にぴったり。桜の淡いピンク色が、和装の華やかさをより引き立たせてくれるでしょう。