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ハイネックやロングスリーブ、七分袖や総レースのドレスに、シニヨンヘアや夜会巻きなどは、アンティークやクラシカルウェディングの基本スタイル。レトロな小物やアンティーク家具に囲まれたスタジオなら、雰囲気もさらに盛り上がります。
Aラインはウエストから切り替えなしで、裾に向かってスッと広がっているスタイル。クラシカル感やアンティーク感のあるドレスの基本ラインです。スレンダーラインは、ボディに沿ったほっそりとしたスタイルで落ち着いた印象。ヘッドアクセサリーなどの小物をプラスすると地味になりません。中世のヨーロッパで着られていたのがベルラインのドレスです。ウエスト切り替えですが、プリンセスラインよりスカートの広がりが少ないので、可憐で清楚なイメージになります。
アンティークなドレスのポイントとなるのが、ネックラインと袖です。手の甲まであるレースのフルレングススリーブは、正統派クラシカルスタイル。教会で厳かに挙げる式におすすめです。肘のあたりからラッパのように広がるパゴタスリーブは、エレガントでレトロチック。ふんわり膨らむパフスリーブは、おとぎ話のお姫様みたいなデザインです。上品さが際立つハイネックは、背が高くスレンダーで首の長い人におすすめ。オフショルダーやボートネックもクラシカルなイメージになります。
小物をプラスするだけで、イメージもグッと変わります。小物を上手に使って、理想のフォトウェディングにしましょう。ベールは低い位置につけると、シックでクラシカルな印象になります。聖母マリアが身に着けたというマリアベールは、気品があり格式高いイメージです。ベール以外では、ボンネや帽子もクラシックスタイルの定番アイテム。さらにパラソルや花かごを手に持つと、モデルさんのようなフォトウェディングになりそうですね。
きっちりとアップにした大きめのお団子ヘアは、ヨーロッパのプリンセス風。ティアラとの相性が抜群です。低めのシニヨンは大人っぽいイメージに。後れ毛は垂らさずに、ボンネやカチューシャですっきりとまとめるのがポイントです。夜会巻きスタイルもクラシカル。前髪を重めにすると前後のバランスが良くなります。19世紀から20世紀にかけてアメリカで流行したギブソンタックは、低い位置でまとめたアップスタイル。女性の柔らかさが感じられるアンティークスタイルです。
レースのハイネックと五分袖、すっきりとしたAラインドレスでアンティーク感を表現しました。ルーズにまとめた髪にボンネがよく似合っています。ブラウン系のアイメイクとピンクベージュのリップで、ナチュラルシックなメイクです。
七分袖とシンプルなネックライン。透け過ぎないアイボリーのレース素材は、どこか懐かしい感じがします。スタジオの小物も同じ色のトーンで揃えました。素朴で温かみのあるフォトウェディングです。
ラベンダー色のカラードレスは、総柄の花とスカラップレースが特徴。アイビーなどのツル系観賞植物と、鳥かごや地球儀などの置物がアンティークな世界観を創り出しています。