公開日:|更新日:
結婚式を挙げる代わりに、ドレスやタキシード、着物などを身につけて写真を撮る「フォトウェディング」が人気です。衣装やメイクの準備はもちろん必要ですが、写真を色鮮やかに映えさせ、ポーズのバリエーションを広げるブーケも忘れてはなりません。
フォトウェディングで使うブーケの決め方やおすすめのデザイン、色についてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ウェディングらしい写真を撮るために欠かせないブーケ。フォトスタジオに用意されていることも多いですが、選んだ衣装や自分の好みに合わないこともあります。一生残る写真ですから、自分好みのおしゃれなブーケを持ちたいですよね。ブーケを自分で用意する場合、どんな手段があるのでしょうか。
手先が器用な方なら、自分で作ってみるという方法があります。自作なら、自分の好みに合った世界に一つだけのブーケができますし、費用も抑えられます。100円ショップに売っているアイテムを上手に使えば、2,000円以下で作ることも可能です。
ただ、手先に自信がない人やハンドメイドをしたことがない人には難しいかもしれません。ドームの形をしたラウンドブーケは比較的難易度が高いため、初心者の方は、お花をそのまま束ねたクラッチブーケのほうがおすすめです。
自分で作るのが難しい場合、ブーケ専門店でレンタルするという手もあります。ネットショップなら、直接お店に行かなくても、さまざまなブーケの中から好みのものを取り寄せることができて便利です。5,000円〜10,000円程度でおしゃれなブーケをレンタルしているショップも多いので、ぜひ探してみてください。
自作やレンタルと比べると値が張ってしまいますが、ブーケを購入してしまうのもアリです。せっかく買うのであれば、オーダーメイドのブーケがおすすめ。フラワーショップやブーケ専門店に依頼して、希望に沿ったこだわりのブーケを作ってもらいましょう。
撮影を終えたら、造花の場合はそのまま、生花の場合は押し花やドライフラワーに加工してもらいましょう。インテリアとして自宅に飾り、フォトウェディングの思い出として残すことができます。
生花ブーケとは、その名の通り本物の花でできたブーケのこと。造花ブーケとは、布や紙などを花の形に加工してできたブーケのことです。
フォトウェディングでは、どちらを選んでもオーケー。生花と造花、それぞれに良い点がありますので、これから説明していきますね。
生花ブーケは本物の花を使っていますので、美しい質感や、みずみずしいフレッシュさを感じられます。また、花のいい香りに包まれて撮影できるのも、生花ブーケならではのメリット。本物の花でつくられたその日限りの特別なブーケを使うと、贅沢な気持ちで撮影に臨めるでしょう。
造花ブーケは、なんといっても扱いが楽。生花のように鮮度を気にして水を吸わせる必要がありませんし、丈夫なので梱包や発送のときも気を使わなくていいのです。また、枯れてしまうことがないため、何らかの理由でフォトウェディングの日にちが変更になったとしても安心。フォトウェディングの後の挙式やハネムーンでも同じブーケを使うことができるので、費用を抑えられます。
ブーケの大きさは、衣装とのバランスやなりたいイメージに合わせて自由に決めるのが良いでしょう。
ただ、悩んでいる方は、少し小ぶりのものを選ぶことをおすすめします。フォトウェディングは結婚式と比べてさまざまなポーズで撮影をするため、小さいブーケのほう持ちやすく、動きを妨げません。
ブーケにはいろいろな形があり、選ぶものによって撮れる写真の雰囲気もガラリと変わってきます。ここでは、代表的な4つの形を紹介します。ブーケの形によってどんな印象を与えることができるのかについても解説していきますので、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
ドーム形のラウンドブーケは、花がギュッと集まっており、上から見るとコロンとした丸い形に見えるように作られています。スタンダードですっきりとした形なので、どんなドレスにも合わせることができます。可愛らしい印象を与えたい方におすすめです。
オーバルブーケは、楕円形の見た目をしたブーケです。ラウンドブーケは花が密集していますが、オーバルブーケはもう少し花と花の間が空いており、自然でふんわりした形をしています。選ぶ花の大きさや種類によって、可愛らしい風にも上品な風にも仕上げることが可能です。どんなドレスにも合わせることができますが、裾がふんわりしたタイプのものと合わせるのが特におすすめです。
クラッチは「つかむ」という意味。その名の通り、手でつかめるほど茎の部分の長さを残して紐などでまとめただけの、花束に近い見た目をしています。他のブーケと比べて作り込まれていないことから、自然でカジュアルな印象を演出できます。ふわっとしたドレスより、ナチュラルですっきりした見た目のドレスと合わせるのがおすすめです。
キャスケードは「小さな滝」という意味。その名の通り、花が滝のように縦に流れるブーケです。ボリュームがあって上品なので、教会など厳かなシチュエーションでの撮影に向いています。裾の長い華やかなドレスと合わせるのがおすすめです。
花の色によって、与える印象は大きく異なってきます。ここからは、ブーケに使う花の色が与える印象について解説していきます。
ホワイトは定番の色で、白バラやかすみ草、胡蝶蘭、ユリなどが使われます。真っ白で何にも染まっていない純粋なイメージや、上品なイメージを表すことができます。
ピンクは、色の濃さによって与える印象が異なります。明るいピンクは元気ではつらつとした明るい印象になりますし、薄めのピンクは甘くて可愛らしい印象になります。また、流行のくすみピンクは、落ち着いた可愛さやおしゃれな雰囲気を演出できます。
レッドのブーケは、情熱的な印象や大人っぽい印象を与えます。バラやカーネーション、アマリリスなどがよく使われています。シンプルな白や黒のドレスの場合、真っ赤なブーケは写真に美しく映えるでしょう。
イエローのブーケは、元気で明るい印象や可愛らしい印象を与えます。ひまわり、チューリップ、コスモスなどがよく使われます。見た人も思わず笑顔になるような、明るい写真を撮りたいときにぴったりです。
グリーンのブーケは自然体でナチュラルな印象を与えます。ワイヤープランツやピンポンマム、ユーカリなどがよく使われます。真っ白なドレスと合わせて、自然の中で撮影するのに向いています。
ブルーのブーケは知的でクールな印象を与えます。あじさいやリンドウなどが使われています。涼しげな色なので、夏にもぴったりですね。
パープルのブーケはシックで大人っぽい印象を与えます。淡いパープルなら、儚さや上品さも演出できます。代表的な花は、スイートピーやラベンダー、あじさいなどです。
株式会社リクルートが行った「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」*によると、結婚式や披露宴・パーティを挙げた人が、ウェディングブーケ1個あたりに使った費用平均は3.3万円とのこと。中には5万円以上するブーケを使用した人もいますし(16.6%)、1万円未満の人も10%ほどいました。
また、本物の花を使った生花ブーケは、造花ブーケに比べて費用が高くなる場合が多いです。費用を抑えたい人は、造花ブーケを選んだり、レンタルや手作りで対応しましょう。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」:https://souken.zexy.net/data/trend2021/XY_MT21_report_06shutoken.pdf
自作のブーケや別で購入したブーケをフォトスタジオに持ち込む場合、場所によっては持ち込み料がかかってしまうところも。思わぬところで費用がかさんでしまうと困りますよね。持ち込み料の有無についても、事前にしっかり確認しておきましょう。