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フォトウェディング当日に雨が降ってきたら、どうすればいいのか心配になるものです。でも雨だからこそ映えるポーズや撮影もあります。ここでは雨の日のフォトウェディングの準備や対策、雨だからこそできること、撮影のポイントや注意点をご紹介します。
フォトウェディングを申し込む前に確認したいのが、こちらです。多くの場合は小雨であれば撮影決行となりますが、雨で当日キャンセルをする場合はキャンセル料が全額発生することもあります。一般的には延期の際も同様に新規で撮影料がかかるでしょう。プランによっては雨天保証を提供しているスタジオもありますので、事前に確認が必要です。
またドレスのレンタルも同様に、延期した際は同じドレスが借りられるとは限りませんので、こちらも踏まえておきましょう。
晴天だけを想定してロケーション撮影を計画するのではなく、雨天の計画も同時にしておきましょう。例えば屋外だけにせず、ドレスであれば屋内のチャペルや洋館、和装であれば神殿や茶室なども予定しておくと雨の時でもスムーズです。
雨でも楽しんで撮影するためには、雨だからこそ映える小物やポージングを準備しておくといいでしょう。傘を使って新婦を気づかう新郎などは、雨の日にしか撮影できない一枚です。
フォトウェディングのプランでは、雨天の場合スタジオに空きがあれば室内撮影に変更できるものもあります。ロケーション撮影とは異なりますが、色々な背景や小物で演出をしてくれるスタジオも増えていますので、申し込む時に確認するといいでしょう。
雨天保証を提供している会社では延期ができるケースもあります。リゾートウェディングなどで滞在期間が限られている場合は、その期間内でリスケジュールしますが、希望日通りで撮影ができるとは限りませんので注意しましょう。
雨によっては比較的すぐに止むものもありますので、晴れるまで待ってから撮影することも可能です。これは雨上がりの虹がかかった写真が撮影できるチャンスでもあります。
ただし季節によっては雨天が数日続いたり、集中豪雨など予想を付けにくいこともあります。撮影が何度も延期になるケースもあり得ることを頭に入れておきましょう。
リスケジュールが難しい場合やキャンセル料がかかってしまう場合、雨天でも構わないのであれば、予定通り撮影できます。晴天とは違う柔らかい光で、雨ならではのシーンが撮影できるという魅力もあります。傘などの小物や雨ならではのポージングで、撮影を楽しみましょう。
雨ならではのアイテムが傘です。衣装に合わせてさまざまな傘を用意しているフォトスタジオもありますので、雨でも素敵な演出ができるでしょう。
ドレスの場合は、あえてカラフルな傘にしてみたり、二人で色違いの傘にしてみたりと選択肢が増えます。和装の場合は、もちろん和傘で演出を。和傘は晴天でも使用されるアイテムですが、雨天のほうがより雰囲気があって素敵です。相合い傘や傘越しの二人のシルエットなど、雨ならではの演出を楽しみましょう。
自然からの贈り物を活かした一枚が、雨粒を写し出す撮影です。光と雨粒を上手に組み合わせた演出は、雨ならではの特別な写真になります。雨粒越しの二人や夜のライトに反射する雨粒など、工夫次第で晴天ではできない思い出の撮影ができるでしょう。雪の場合も空から舞い散る白い雪で、特別にロマンティックな演出となりますね。
晴天では絶対に叶わない演出です。鏡のような水たまりに二人の姿を写した写真は思い出に残る一枚となるでしょう。水面が穏やかな状態が必要ですので、そのようなロケーションや雨上がりのタイミングがおすすめです。二人の姿と傘の組み合わせで、雨ならではの演出ができます。運が良ければ雨上がりの虹に祝福される写真も撮影できるかもしれません。
雨の日に気をつけたいのがドレスの裾です。特にロングトレーンやベールの長いデザインで後ろ姿の撮影も計画している場合は、残念ながら雨の日は難しくなりそうです。どうしてもドレスのデザインは譲れない!という場合は、雨天に備えて室内での計画も立てておきましょう。天井・窓の高いチャペルや広い大理石の階段などは、豪華な一枚に仕上がります。
和装の場合も同様に、和室の縁側で外の日本庭園を入れた風景などを考えておくといいでしょう。
雨や湿度が高い日は髪がまとまらない、うねりが出やすいという方も少なくありません。まとめたアップスタイルよりも、自然なダウンスタイルのほうが、湿気の影響を受けやすいでしょう。
プロのヘアメイクさんがいればヘアスプレーなどで対策し、メイクもウォータープルーフで対応してくれますが、ご自分で準備される方は撮影中も自分でお直ししなければならないので、注意が必要です。雨のフォトウェディングも想定して、ヘアメイクも当日慌てないようにしっかりと準備しておきましょう。
海や森など自然の中での撮影も要望が多いロケーションの一つです。しかし、台風の接近や強風、吹雪など危険を伴う天候のこともあります。撮影会社が、天候によっては撮影不可能と判断することもあります。リスケジュールが難しい場合は、室内から窓越しに外の景色を写せるようなロケーションも予定しておくといいでしょう。
雪景色を活かすロケーションは滑りやすくなるので、ハイヒールでの歩行にも気をつけてくださいね。
晴天のウェディングフォトを想像していらっしゃる方は多いと思いますが、万が一の雨でも事前の準備をしっかりしていれば、逆に雨の撮影を楽しめます。
雨の中での自然体のポーズや傘を使った演出、雨粒を写し出したロマンティックな一枚など、雨でしかできない撮影は数多くあります。雨天は晴天時よりも柔らかい光となるため、余計な影が写り込まずいい写真が撮れる天候でもあります。
雨天でも撮影できるスタジオを探したり、雨天保証やキャンセルに対応しているところなどを事前に確認して計画するといいでしょう。事前の準備ができたら、万が一天候が崩れたとしてもフォトウェディングを思い切り楽しめる可能性がグンと高まりますよ。