公開日:|更新日:
こちらでは、ウェディングドレスを美しく着こなすための重要ポイントとなる、猫背の改善について解説しています。後悔のないフォトウェディングにするためにできる事前の準備のほか、撮影時のコツについてもまとめました。
一般的には、フォトウェディング当日より前に、ウェディングドレスの試着をすることになります。その際に、ドレスを着用した自分の姿を写真などで見て、姿勢の悪さにガッカリしてしまう場合があります。後ろ姿などをみて、思った以上に自分が猫背であることに気付くケースが多いようです。
フォトウェディング当日の撮影では、プロのカメラマンが正しい姿勢を指導してくれるため、猫背などの悪い姿勢のまま写真を撮られることはありません。また、よりきれいに写真を仕上げるため、構図やポーズなどについてもアドバイスをもらえます。ですので、猫背が目立つようなフォトになる心配はないと考えられます。
ただ、フォトウェディングは、スタジオ撮影であっても平均3~4時間、そしてロケーション撮影になると4~5時間と、かなり長い時間がかかるのが一般的です。場所によっては半日以上かかるプランもあります。また、途中で着替えなどをする場合には、そのつどヘアメイクチェンジなども必要になるため、さらに時間がかかることが見込まれます。
このようなスケジュールになっているため、姿勢が悪いと、撮影のたびに指導が入り、心身ともに負担がかかってしまうでしょう。ですから、できれば当日までに猫背を改善させておくことをおすすめします。
猫背を治して正しい姿勢に近づけることで、さまざまなメリットを得られます。見た目だけでなく、心にも良い影響があります。
骨や筋肉のバランスが良好な状態がつまり、正しい姿勢であるといえます。よって、正しい姿勢を維持することで体にかかる負担が少なくなるので、血流やリンパの流れもスムーズになり、疲れにくい体質になるのです。
猫背だと、お腹がぽっこりと出やすくなるため、見た目も美しくなくなってしまいます。正しい姿勢を維持していれば、お腹も引き上げられるので、キレイなボディラインをつくることができます。
正しい姿勢でいると、健康やボディラインに良い影響を与えられるだけでなく、精神面も良好に保ちやすくなります。元気で前向きな気持ちでいられるようにするためにも、猫背を治すのは大切なことなのです。
猫背を改善する方法のひとつとしておすすめしたいのが、整体に通うことです。ただし、1日目からすぐに改善につながるとは限りません。しっかりと改善するまでには、週1回の通院で、平均3ヵ月ほどかかります。
ですから、フォトウェディングの当日だけ整体に行ったとしても、それはあまり効果的な対策だとはいえません。しかも、スケジュールも大変になるため、当日に整体を利用するのは避けるようにするのが賢明です。
猫背を改善するために、自宅でできるストレッチを2種類ご紹介します。
タオルを筒状になるよう丸めておいてください。そして、床にあおむけに寝て、丸めておいたタオルを、肩甲骨の下あたりに置きます。その際、つま先を可能な限り伸ばしてください。また、両手は頭の上に伸ばしてください。むりに伸ばすのではなく、気持ちよさが感じられるところで止めることが大切です。そして、止めた位置で1〜2分間ほどその体勢を維持してください。それを数回繰り返します。
このストレッチをする場合にも、あらかじめタオルを筒状になるよう丸めておいてください。そして、椅子に座り、丸めておいたタオルを両手で持ち、首の後ろにタオルを当てます。そのとき、胸を張るように意識しながら両方の肩甲骨を寄せましょう。その状態からタオルをまっすぐに上げ、またゆっくり戻してください。これを10回繰り返します。
毎日の生活の中で猫背にならないように意識をして姿勢を正したり、姿勢を正すための筋肉を働かせたりする習慣をつけるようにしましょう。
例えば、立ち姿勢であれば、後頭部・お尻・踵が壁に接するようにして立ってみてください。その状態のまま、頭のてっぺんが天井方向へ糸などで引っ張られているようにイメージします。その際に、顎を引いて胸を少し前に出すように意識すると、姿勢が整います。
フォトウェディングの撮影を決めた日から、できる限り、常に背筋を伸ばした状態で毎日を過ごすように心がけましょう。ウェディングドレスには一定の重みがあるので、着用時にはただでさえ猫背になりやすいのです。両肩を後方に引き、両方の肩甲骨を寄せるように意識することで、背筋がスッと伸びます。
上述のような背筋がスッと伸びた立ち姿は、猫背にならないようにするのに有効な姿勢ですが、上半身を華奢に見せるのにも役立ちます。首筋とあごのラインがほっそりしているように見えるため、華奢な印象を与えやすいのです。
さりげない立ち振る舞いや身のこなしなど、所作を美しく見せるように意識することも大切です。所作を美しさは、手指や腕などの動かし方やポーズの取り方などに現れます。特に、手指をしっかりとそろえておくことが大切です。ブーケなどの小物を持つ際なども、わしづかみにすると、上品さが損なわれてしまいます。親指、人差し指、中指を主に使うようにすると、美しく見えるのでおすすめです。
斜めの立ちポーズでスタイルアップ ウェディングドレス姿を写真におさめる場合には、正面ではなく、斜めからのアングルのほうがより美しく見えます。すらりとした印象を与える効果があるからです。ですから、立ちポーズをする際には、斜めからのアングルを意識するようにしましょう。