令和という新しい時代を迎え、時代に合った自由な結婚式のスタイルとして、今、「ボーホーウエディング」が注目されています。
ボヘミアンのように自由、ソーホーのクリエイターのようにスタイリッシュに。この記事では、ウエディングの世界を大きく変える「ボーホーウエディング」についてご紹介しましょう。
より自由に、よりナチュラルに。常に自分らしくありたい女性が気になる「ボーホーウエディング」。その魅力はいくつかあります。
ボーホー(BOHO)とは、「ボヘミアン(自由奔放)」と「ソーホー(SoHo)」を掛け合わせた造語。フォークロア調のファッション「ボヘミアン」に、都会的でスマートなニューヨークのSoHoのエッセンスを加えて、ヒッピー、レトロやエスニックを上手にミックスしたファッションのこと。
2011年海外モデル、ケイト・モスが「ボーホーファッション」を取り入れた結婚式を挙げ、「ボーホーウエディング」が注目を集めました。
生成やベージュにフォークロア調の刺繍をしたドレスや、野の花を摘んできたようなナチュラルなブーケ、公園の多い札幌でのガーデン人前式やフォトウエディングなど、「結婚式もおしゃれでナチュラルでありたい」と望む女性の心をとらえています。
ブームの火付け役・モデルのケイト・モスを思わせる、スレンダーでコンパクトなドレスがすてき。ミニ丈のドレスにブーツとハット、ボヘミアンなカーディガン、アースカラーのストールを羽織るなど、自由と自然を感じさせるアイテムがおすすめです。
新郎様もやわらかなベージュ系のスーツでコーディネートすれば、ナチュラルな「ボーホーウエディング」スタイルが完成。
髪をルーズに編み込んだゆるい巻き髪と、耳元に揺れる羽のピアスが、シンプルなドレスを引き立て、ボヘミアンの自由を演出。
レースやパールをあしらったゴージャスなヘッドアクセサリー。ナチュラルな草花モチーフの花冠。アメリカンネイティブ風のシルバーとターコイズの組み合わせも、「ボーホーウエディング」にはかかせないものです。
日差しを受けてきらりと輝くクリスタルのピアス。シンプルでミニマルなドレスとナチュラルなブーケがすてき。
ケイト・モスが結婚式で使ったような片手で持てる小さなブーケや、摘みたての野の花のような色合いの素朴なブーケは「ボーホーウエディング」の気分を高めてくれるアイテムです。
「ボーホーウエディングドレス」は、フォークロアな刺繍や植物のモチーフでナチュラルなものが多かったのですが、最近では、花のモチーフやレースをたくさん使った華やかなシルエットのドレスも増えてきています。
ボヘミアンなモチーフや民族的な刺繍のあしらいが美しいTemperley Londonと、エアリーな素材や繊細なビーズ加工がウエディング気分を盛り上げるJenny Packhamが、「ボーホーウエディングドレス」を扱うアパレルブランドとして有名。
「ボーホーウエディング」では、ドレスと花嫁のスタイリングだけではなく、会場装飾もこだわります。使われる色はナチュラルカラー。深いグリーンと淡いグリーン、深みのあるブラウンとアイボリー。ベースを4色に絞ると、アイテムを無国籍風に使っても統一感が出ます。
テーブルフラワーやブーケブートニア、ケーキ飾りに、黄色や紫、オレンジなどをポイントカラーとして使うと、ナチュラルな「ボーホーウエディング」のムードが高まるでしょう。
ブーケやブートニア、会場装飾用の花に、ボーホーのシンボル、パンパスグラス・オリーブ、スターチスなどを選ぶのはいかがでしょうか。
会場の入り口にウエルカムボード(似顔絵や写真、新郎新婦様の名前など)を置くのもいいですが、海外では、木のボードで作った式場などの「場所」を示すウエディングサインを置くのがポピュラーです。新郎新婦でDIYしたものを飾ると、会場も盛り上がるでしょう。
瓶や石にカラフルな糸を巻いたインテリア小物や、ボヘミアンカラーの雑貨。草花のカーテンやナチュラルなリース。レースのテーブルランナー。ドリームキャッチャー。小さな石にゲストの名前を書いて、席札代わりに使うのもおすすめです。
お客様へ最初のおもてなし「ウエルカムドリンク」。グラスひとつひとつに麻ひもで羽を巻いておきます。テーブルにはグリーンをたっぷり飾り、スパークリングワインにフルーツマドラーを添えるのもおすすめです。
「ボーホーウエディング」は、新しい時代の自由なウエディングスタイル。あなたらしい工夫で、特別な一日を演出してください。