公開日:|更新日:
シックでレトロなモノクロのフォトウェディングは、カラーとは違った印象かつちょっとオシャレで、大人な雰囲気を演出できます。ここではモノクロフォトウェディングの魅力やおすすめのロケーション、撮影ポイントなどをご紹介しています。
純白のドレスと黒いタキシード、白無垢と紋付袴などもともとがモノトーンの衣装の場合は、モノクロのフォトウェディングにより一層の魅力が引き立ちます。背景の色が主張しない写真となりますので、ドレスや白無垢のシルクの質感や柄などが光と調和してきれいに表現されます。また立体感もきれいに出ます。
ドレスやベールにレースやチュールなどが使用されている場合は、その細かなデザインが良く映し出されますので、繊細な美しさを撮影できるでしょう。
モノクロのウェディングフォトは色彩がない代わりに、人の表情をしっかりと印象的にとらえます。光の加減で顔の凹凸や表情がきちんと表現されますし、ドレスに合わせた強めのメイクもモノクロ写真ならクラシックで上品に仕上がります。カラーとモノクロ両方で撮影しておけば、その違いが楽しめるでしょう。
色の存在が大きいカラー写真と比べて、モノクロ写真は光の表情が大きな存在となります。暗めの背景なら純白のドレスや白無垢が引き立ちますし、逆光を利用したシルエットの写真もモノクロならより印象的に仕上がります。
夜の照明や木漏れ日など、光と影を上手に使った演出は、モノクロのフォトウェディングならではの魅力と言えるでしょう。
モノクロのウェディングフォトは、どこかノスタルジックで古き良き時代を思い起こさせます。後日写真を見返しても、カラーと同じ時間に撮影されたのに、どこか懐かしさいっぱいの素敵な思い出がよみがえります。
ドレスならクラシックで気品ある写真になりますし、白無垢など和装であれば大正ロマンにタイムスリップしたような雰囲気あふれる一枚になるでしょう。どちらの衣装もレトロな印象を残せるモノクロ写真を、ぜひフォトウェディングに取り入れてみてはいかがでしょうか。
光の表情を思い切り表現できるのが、モノクロのフォトウェディングの魅力です。その光を存分に活かせるのが窓際での撮影。外からの明るい光と室内のほの暗さがちょうどよいコントラストになり、印象的な写真に仕上がります。
窓際に立った新婦のベールの透け感やレースの繊細な表情は、光を利用したモノクロ写真の定番です。またカーテン越しの柔らかな光に映し出されるドレスも、窓際ならその美しさを一層引き立てるでしょう。窓を背景にして、仲むつまじい新郎新婦のシルエットを写し出す演出方法も素敵な一枚になりますね。
式や披露宴でない、自然な瞬間をとらえる撮影が着付けやヘアメイクのモノクロ写真です。自然体なばかりでなく、挙式前ならではの緊張感や高揚する気持ちを切り取った一枚ができあがるでしょう。モノクロ写真は色がない分、人の表情を繊細に表現しますので、このようなシチュエーションにぴったりの撮影です。
ヘアメイクの最中に撮影する場合は、壁にかけられたドレスを背景にしたり、鏡に写るふとした表情をとらえると、挙式前の雰囲気をレトロに演出できます。
挙式や披露宴がクラシックな雰囲気の会場であれば、そのインテリアを活かした撮影もモノクロ写真の魅力を存分に引き出せるシチュエーションとなります。アイアンレースのらせん階段や、大理石の大階段、シャンデリアが輝く夜の披露宴やたっぷりドレープをとったカーテンなど、光を上手に取り入れられる場所であれば、クラシカルで美しいフォトウェディングとなります。
石やレンガ造り、木造の重厚でレトロな建築物は、モノクロのフォトウェディングにぴったりのシチュエーションです。札幌にも時計台をはじめ、古河記念講堂や札幌市資料館、北海道庁旧本庁舎などレトロな建築物がありますので、これらを例に考えるとイメージをしやすいでしょう。
和装であれば挙式会場となる神社などが、そのまま歴史を感じられる背景になります。
夜間の照明を利用した撮影は、暗闇と光の対象的な雰囲気が際立つ、オシャレなモノクロ写真に適しています。室内のライトをバックにエントランスに立つ二人のシルエットの撮影や、高台から無数のライトが輝く夜景を取り入れたロマンティックな一枚は、特別な写真になりそうです。
夜間の外での撮影は、まだ明るさが少し残る夕暮れならやさしくノスタルジックなイメージに、照明とのコントラストを利用するならスタイリッシュな雰囲気も演出できます。
自然の中であえてモノクロで撮影するという方法もあります。例えば暖かい季節であれば、並木道の木漏れ日。木々の間から差し込む光を上手に取り入れれば、カラー写真とは一味違った仕上がりになります。
また、冬が長く雪の多い札幌ならではのフォトウェディングは、なんといっても雪です。真っ白な雪や太陽に反射する木々の枝の雪など、モノクロ写真にお似合いのシチュエーションが多くあります。寒い中での撮影は大変ですが、二人の距離もより近くなり、暖かさが伝わってくるフォトウェディングとなるでしょう。
ロケーションや時間帯、光も大切ですが、撮影小物にもこだわりましょう。モノクロ写真に映える花を選んでみたり、結婚指輪を上手に取り入れたり、婚約指輪を渡すシーンを再現したオリジナルストーリーを作ってみるのもおすすめです。
クラシカルなホテルの一室も、モノクロ写真の魅力を引き出せます。鏡越しにドレス姿で準備をする瞬間や、大きな窓と光を取り入れたカットなど、昔の映画のワンシーンのような演出をしてみるのも楽しいでしょう。
森や海辺、ひまわり畑、岩など大自然を背景にしたモノクロ写真は、壮大なスケールの中の二人を演出できる新鮮な撮影法です。果てしなく続く自然と二人の永遠の愛をシンクロさせたような、力強い一枚に仕上がるでしょう。
光の大切さはこれまでにもご紹介しましたが、きれいなモノクロ写真を取るなら時間帯を選ぶのが肝心。特におすすめの時間帯は、日の出や夕暮れは特にシルエットがはっきり映し出されるときです。
モノクロは光や人の表情、衣装の繊細さを一層引き立てる撮影です。美しいモノクロのフォトウェディングにするためにも、光を活かした撮影時間や立ち位置、モノクロの雰囲気に合ったクラシカルなインテリアや建築といったロケーションにこだわりましょう。
純白のドレスや白無垢が映える一枚になるため、ぜひモノクロでの撮影もお願いしておくことをおすすめします。